コラム&ブログ

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2026.08.18 ACプラン 100の引出し NO.007《動物病院の入院準備室と入院室》

動物病院アルアルの7回目は《動物病院の入院準備室と入院室》です。
動物病院の入院室と入院準備室は、動物の受け入れから術前術後の処置、そして療養までの流れをスムーズかつ衛生的に行うための重要エリアです。
入院準備室には流し台、給餌冷蔵庫、食器、洗濯機などを配置して受け入れの動物たちのお世話をするスペースになります。
場合によっては手術準備室に置くような処置ができる医療用のシンクを置いて、内視鏡、歯科治療に利用することもあります。
配置としては入院室(犬舎・猫舎)へすぐに移動できる動線上に設けます。
入院室は消音仕様の個室として、ステンレスケージのサイズに合わせた設計とします。
処置室側に窓を開けて安静維持、経過観察ができることが大切です。
ケージを設置する高さは来院する個体の大きさによって変わることがありますので十分先生の意見を聞いて決める必要があります。
また、犬舎には大型犬が入るパドックを設けることがあります。パドックの扉周りは爪でガリガリされないようにステンレスで防護し、内部は化粧パネルで衛生面への配慮が大切です。
猫舎は犬舎のような消音対策は行わないケースが多数です。猫の場合はケージの設置高さに注意が必要です。
これまでは犬舎と同じようにケージを床に置いていましたが、ある日病院に見学に行った際、看護師さんが床にかがみ込んで猫のお世話をしていました。それを見てから猫舎のケージは床から40cm前後のケージ台収納を設けて看護しやすい高さに設置してもらっています。
入院室において、予算が許す時はペットシーツの収納棚、ケージ上部のコンセント棚、ペルパドアの収納棚、などを設けると使い勝手が向上します。
また、感染症対策(隔離室の設置)として、パルボウイルスや感染性呼吸器疾患に対応するため、通常の入院室とは離れた位置に独立した換気設備を持つ「隔離入院室」を確保するようにしています。どちらかと言うと利用頻度が低い為、私の場合はドライケージを置かずにキャリーや組み立てケージによる対応で、場合によっては大型犬の入院や、小型犬の遊び場にもなるように提案しています。
入院室は動物病院における2大重要ポイントの”匂い”と”音”の根源でもあります。これはまた、次回にお話ししたいと思います。

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ACP&P一級建築士事務所佐藤 成美 / Narumi Sato

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